
我が家は兵庫県佐用町の田舎で先祖代々から畑や田んぼ
があります。
私が子供の頃、亡き父や母が一生懸命朝早くから夕方暗くなるまで田んぼや畑作業をしていたのを思い出します。
今、近隣の田んぼは耕作放棄地が多く、草ぼうぼうのところも多いですが、私は父や母の姿を思い出すと荒れ放題の農地にはしたくないと思うのです。
田んぼや畑で収益を得られなくても、楽しみとして、家庭菜園をしています。
家族で1年間食べるお米や親せきに分けてあげるお米は他の田んぼで賄えるので去年から田んぼの1枚を果樹園に移行中です。

去年、リンゴ・梨・桃・栗・みかん・あんず・プルーン
いちじく等の果樹苗を植えました。
果樹はすぐ実を収穫できないし、病害虫の被害もあるので、うまくできるかどうかわかりませんが、
気長に楽しみながらやってみようと思っています。
私が、田んぼに果樹苗木を植えているのを集落の人は黙って見ていた様で、家庭菜園で私が一人作業をしていると集落の人がやってきて
「あんたが田んぼに苗木を植えているのを見たから、私もあんたの真似して今年春に田んぼに果樹苗を植えるんや 」
って私に話されるのです。
その方は米作りをやめて、自分の田んぼは草ぼうぼうになっていた人です。
また違う日には別の集落内の人が私の元に来て、何を植えてるの ?
って話しかけてきました。
みんな口に出して言わなくても、私のしている事をよく見ていて、気になっているんですね。
野菜や果樹を楽しみながらしている私の姿を見て、
真似してみようと思う人が次々に増えると、そのうち耕作放棄地は少なくなるんじゃないでしょうか。
美味しい お米・野菜・果物が収穫できるのが楽しみです。