ローコストになるプランの作り方

住宅のプランを作るときに、平面計画は四角形にして、でこぼこしない形状(長方形、正方形)にするとローコストになります。

 

ただ外壁の一方が短い細長い形状のものは、短い壁面方向の耐力壁が不足して地震や台風に弱くなります。 

できるだけ正方形に近い形が理想ですね。

  

2階建住宅なら総2(1階と2階が同じ大きさ)にするとローコストになります。

  

四角形で総2階の建物がなぜローコストになるかというと、総2階の屋根は2階の屋根のみで済みますね。

 

1階部分にも屋根があり、2階部分にも屋根があると、雨どいも1階と2階の両方に必要ですし、屋根材や軒裏の仕上げも多くなります。

 

又四角形の形状の建物は外壁面積も少なくなり、耐震上も強い建物となります。

 

外壁面積が少なくて済むっていうことは構造材の柱や梁、内装壁材、断熱材も少なくて済みます。

 

材料代だけでなく大工さんの手間も少なくなります。

 

複雑な形状の建物ほど地震や台風に弱い部分ができる他、雨漏りもしやすくなります。

 

基礎も同じで四角形の建物で総2階の建物なら基礎の長さは短くてすみ、耐力上も強くなります。

 

外壁材のサイディング、屋根材、等の角の部分や先端部分は、やく物 といって 通常部分より材料そのものが高くつきますので、でこぼこしない形状の建物の方がローコスト住宅となり、地震、台風にも強い建物ができます。

  

平屋住宅でもシンプルな四角いお家の方が建築工事費が安くなりますね。 

 

プランは建築家に任せて頂く方がいいのですが自分で間取りを考えてみたい方は参考にされて下さい。