
住宅の天井って水平に貼られて四角い部屋が一般的ですね。
2階の部屋の天井の上には屋根裏空間がありますが、屋根裏の空間を活かせばローコストで広く使えるだけでなく
子供も大人も嬉しくなります。
写真はローコストのデザイナーズ住宅 岡山県のS様邸の設計事例です。
切妻屋根の屋根裏空間を活かし9帖の広さの屋根裏部屋を
設けました。
屋根形状に合わせて、天井はパインの無垢材を張っています。
節のある無垢材は節の無い物よりも安いです。
節がある板の方が、山小屋見たいな感じで味わいがあっていいものです。
1階や2階に9帖の部屋を設けるよりも小屋裏を活用するとローコストになります。
なぜなら小屋裏の床材や壁仕上げ材などが必要ですが、
外壁面積も増える事がありません。
柱や構造材も変わりません。
屋根面積も変わりません。
基礎も増えません。
天井高が低くなりますが、十分使えます。

2階の部屋から屋根裏部屋を見上げた写真です。
完全に閉鎖された屋根裏では無く、2階の部屋と空間がつながるロフト形式としています。
2階の部屋の天井高が高くなり解放感が得られて、屋根裏部屋の閉塞感も無くなります。
屋根裏って暑いのでは?
って思われるかもしれませんが、屋根面でしっかり断熱工事を
しているので水平に貼った天井と変わりません。
又、自然の風や光も屋根裏に入るようにしています。
切妻壁の側面には小屋形状に合わせた窓を設けているので
風通しも良く、明るいです。

屋根に設けた天窓は開閉できるものです。
流れる雲や星空を小屋裏部屋から眺める事ができます。
天窓を開けると、風が良く入ってきて夏も涼しいです。
天窓には網戸と、シェードが付いているので必要に応じて便利に使えます。
住宅は3LDKで〇〇〇〇万円とか・・価格だけで比較しようとされる方もありますが、価格が安ければそれでいいですか?
癒される空間は金銭に換算できないものです。
建築家と建てる家は、あなたの夢を叶え、設計プランの工夫で癒される住宅ができます。