
住宅の工法には鉄筋コンクリート造・鉄骨造・木造軸組工法・2x4工法・
丸太組み工法 等があります。
その中でも木造軸組工法は昔から建てられてきた工法で在来工法とも言われています。
木造軸組工法は柱と梁で構成する建て方で、大工さんがノミやのこぎりで
木材を切ったり穴を開けたりして仕口を加工してきました。
腕のいい大工さんでないとできない仕事でしたが、現在ではプレカット工場で大工さんに代わって加工する事が多くなり、精度がアップして隙間もありません。
工場で加工する事で早く大工さんの人件費よりも安くできるようになりました。
木造軸組工法のメリットの一つに自由にプランできる事があります。
地震や風圧力に耐える耐力壁は木材のスジカイの他鉄筋のブレースでも可能で柱面に構造用合板を張って耐力壁とする事もできます。

壁面に大きな窓を取り付けたい場合、鉄筋のブレースをいれる事で地震に耐える建物となりますね。
増改築が容易に行える事もメリットの一つです。
増改築後の耐力壁量の計算やバランスの良い計画が必要ですが既存の梁を補強したり耐力壁を増やしたりする事が簡単にできます。
価格面では鉄筋コンクリート造や鉄骨造よりも安く建てられます。
在来工法を手がける大工さんが多いのもメリットです。
無垢材を外壁に張った家や柱や梁が見える家って木の温もりがあっていいものです。
木材は呼吸して湿度を調整してくれます。
居心地が良く健康にも良く肌ざわりも良い住宅は木造在来工法だからこそできる事です。
弊所は住宅を建てる際は2X4工法よりもメリットが多い在来工法をお勧めしています。