インターネットや広告チラシで安い価格の住宅を見ますね。
4LDKで1050万円~ って大きく書いてあります。
きれいな外観パースも載っていますが、小さな字で上記パースの屋根形状はオプションですって書いてあります。
片流れの単純な屋根なのにオプションですってどういう事 ?
標準の外観パースをなぜ載せないのでしょう?
どれだけオプションで高くなるのか怖いですね。
建物面積が書いてありますが床面積では無くて 施工面積となっています。
建築基準法で床面積の定義はありますが、施工面積と言う言葉はありません。
住宅メーカーの施工面積とは建築基準法上床面積に参入されないベランダや玄関ポーチも含まれているようです。
そうすると面積や坪数は増えますね。
坪数が増える事で坪単価を安く見せかける仕組みです。
価格が記載されていますが、建物本体価格です。
詳細な内容が記載されていませんが、建物本体価格は住める状態にならない価格です。
建物本体価格と別に、基本付帯工事って書いてあります。
あくまでも基本なので、この付帯工事も追加費用が必要になりますね。
断熱性能の記載もなければ、耐震性の記載もありません。
フラット35S省エネの家を希望すれば又オプションになりそうです。
間取りは4LDKと言いながら4.5帖の部屋だったり、2階にトイレも無いプランです。
大きく書かれている 4LDK 1050万円~ 文字に大抵の人はそれできれいな家が建つんだ。
って思いますね。
それで実際にその住宅メーカーに相談に行くと、具体的な見積前に着手金をご入金してくださいって言われる事があります。
最終見積金額が思っていた金額より高くなって断る場合でも着手金が帰って来ない場合がありますから注意が必要です。
実際にオプションの多い住宅会社で家を建てられた方の契約書や見積書を見せてもらうと、請負契約書は2通あります。
1通は標準プランの請負契約書で、もう1通は変更追加工事の請負契約書です。
最初の請負契約から2回目の変更追加工事請負契約の日付は約1か月後です。
1回目の契約書金額1634万円・2回目の追加契約書金額731万円
要するに標準仕様で先に契約を交わしてその後変更オプションの費用を追加契約する形ですね。
合計すると約30坪の家で2365万円
コミコミ価格で安くて安心って記載されてるのに、結局731万円も追加変更をする必要があるんですね。
新庄一級綜合建築設計にはオプションはありません。
ご要望やご予算をお聞きした段階で予算内で実現する事が難しい場合ははっきりお伝えしています。
最初は安く見せかけてオプションで結局高くなる住宅会社とお客様のご要望に基づいた価格を最初から提示する建築家とあなたはどちらがいいですか?
新庄一級綜合建築設計では詳細な図面を作成後、複数の施工会社で競争見積を取る事ができます。
安さが売りのローコスト住宅会社が競争見積に参加可能なら本当に安いのはどちらかはっきりしますね。