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ローカの無い家は広く使えてコストダウンに

あるお客様からのお問い合わせでご自宅にお伺いすると、

ご自分で間取りを書かれていました。

 

平屋住宅でその間取りは真ん中に細長いローカがあり、ローカから

両側の部屋に出入りするプランでした。


ローカに光が入らず暗くて狭いです。

ローカだけで5坪くらいあります。

 

でも建築工事費はとにかく安くってご要望でした。

 

細長いローカのあるプランって無駄です。

ローカがあると間仕切りの柱や壁も必要で、各部屋に入る建具も必要になります。

 

大工さんの手間や内装仕上げや照明器具も必要になりますよね。

 

ローカを無くせばローカ部分の床面積が無くなり、20坪の家でも30坪の家と同じように使えて建築工事費も安くなります。

 

ローカや玄関ホールの無い兵庫県神崎郡の家 設計実例です ↓

 

コンパクトな玄関土間からLDKに入るプランで2階にもローカはありません。


LDKから階段を上がったところは子供室でローカが無い分子供室が広く使えます。

建具も必要なく、間仕切り壁の費用もなくなります。

間仕切りが必要になったときは間仕切り収納などを置く方法もあります。

ローカを必要とするなら、少し広くして他の用途にも使える様にした方がいいと思います。


本を読んだり・お茶を飲んだり・音楽を聞いたり・書斎・パソコンや家事ができるスペース等が考えられます。

 


弊所は品質は落とさずにコストダウンする方法をお伝えしているのですがよく読まれずとにかく安く建てたい方だったのです。

 

ローカの無いプランをご提案したのですが、ご自分で作られた間取り図に執着されて私の提案は受け入れられませんでした。

 

自分で作った間取り図通りに建ててもらえないなら、依頼しないと言われそれまでとなりました。

 


お客様のご要望はよくお聞きしますが、より良い提案をさせて頂くのが私の仕事です。

 


大抵の方は弊所のホームページを読まれて共感して頂ける方からの設計依頼なのですが、建築工事費が安ければ品質は関係なくそれで良い

と考えられてる方もありますね。

 

価格だけで依頼先を決められるのであれば、安かろう悪かろうの住宅会社に頼まれてはいかがでしょう。

 

ご自身で間取りを考えられる方もありますが、プロの意見も柔軟に受け入れて頂けると居心地の良い家がローコストでできますよ。

 

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