
建築基準法に地震力や風圧力に対する軸組計算があります。
地震力に対する必要な耐力壁は床面積に係数を掛け算しますがその時
瓦など思い屋根の場合は金属板などの軽い屋根よりも係数が大きくなります。
ややこしい話ですみません。
要するに軽い屋根の方が地震に対して建物そのものが強くなります。
耐震改修の補助金を出している自治体でも屋根の軽量化を勧めています。
粘土瓦は焼き物ですから腐らず、色あせも少なく長持ちするのですが重量が金属板に比べて重いのが難点です。
重い屋根の場合耐力壁を多く必要とするだけでなく、建物自重が大きくなるので基礎の鉄筋量も多く必要となります。
外壁材についても重いラスモルタルよりも金属サイディングの方が軽くなり建物荷重が少なくなります。
建物の軽量化は建物軸組に加わる荷重負担も少なくなりますね。
それだけでは無く、軽い材料を使った方が職人の作業もハンドリングが良く早くでき工期短縮にもなり結果ローコストになります。