
暑くなると窓を閉め切ってエアコンをつけっぱなしにするのが当たり前の様になってますね。
室内での熱中症対策にエアコンは必要ですが、その電気代もかかります。
日差しを屋外でコントロールできれば電気代も少なく済みます。
写真は岡山県のS様邸のオーニングです。
屋外で日差しをカットすると冷房費は1/3になる(メーカーデーター)そうです。
窓に取り付けるカーテンやブラインドよりも10倍効果があると言われています。

日差しを遮る方法に建築工事で深い軒を設ける方法もありますが、深すぎる軒は冬に暖かい日差しが室内に入りません。
又、この家は海辺に建つ家で強風に見舞われる地域なので台風時には収納できる屋根を考えました。
自由に日差しをコントロールできるパッシブ設計です。
広いベランダで日差しを遮りお茶を飲んだり、
LDKの外にオーニングを付けてアウトドアリビングとして使ったり屋外空間と室内空間共に居心地の良い家になりますね。

外から見た写真です。
オーニングを使わない時はクルクルと巻いて壁面に収納できるので雪の積もる地域や台風の心配もありません。
オーニング上部の三角窓は小屋裏利用のロフトです。
住宅性能評価の断熱性能最高ランクの高断熱の家を設計していますが、高断熱の窓は閉め切った状態じゃないとその効果はありません。
いつも窓を閉め切ってエアコンに頼る家よりも自然の風が心地よく感じられる家の方が私は好きです。
デザインもオシャレで紫外線も100%カットしてくれるオーニングで、太陽光と仲良く暮らす家はいかがでしょう?