
土地探しから始める方は土地費用の事を考える必要がありますね。
田舎の土地なら土地価格は安いですが、宅地造成工事を必要とする場合もあります。
敷地周囲にのり面がある場合にコンクリート擁壁を設けると敷地が広く使えますが、擁壁工事費って高いです。
広い敷地なら擁壁を設けずにのり面のまま使用すれば宅地造成工事費が随分安くなります。
敷地よりも隣地が低い場合、のり面の中心から敷地高低差の1.5倍建物をはなして建てれば建物の安全性が確保できます。
又、法面下から30度の範囲まで建物の基礎を掘り下げる方法もあります。

写真はコンクリート擁壁を設けずにコストダウンした事例です。
のり面の草刈りは年数回されていますが、斜面が崩れたり、建物に影響もありません。
敷地周囲に塀を設け無いオープンスタイルで、建物側で防犯面やプライバシーを考慮した設計にしています。
のり面の草を短く刈ればゴルフ場の芝みたいに見えて、きれいです。
角度が急なのり面は勾配を緩く(30度)すると安全です。
のり面に低木を植えて楽しむ方法もありますね。
広い敷地なら敷地周囲はコンクリート擁壁に塀という固定観念を捨てればローコストでオシャレな宅地になりますよ。