
岡山県津山市のローコストデザイナーズ住宅は固定階段で上がり降りできるロフトのある家です。
分譲地の一区画で南側・西側共、隣の家が接近して建つ立地の為、日当たり
風通しの良い2階にLDKをプランしました。
片流れの屋根形状から生まれる小屋裏の空間を生かしたロフトは1階や2階に部屋を増やすよりもローコストになります。
LDKの勾配天井はロフトとつながり、高い天井は床面積が同じでも空間が広くなり気持ちいいです。
リビングはフチなし畳を敷き詰めてソファー等の家具を極力置かずに過ごせるので広く使えます。
フチなし畳の目を交互に敷きこむと光の反射で一松模様に見えてオシャレです。

LDK横にある固定階段の様子です。
2階の床面から3階の床に上がり降りする階段になるので、この家には1階から2階に上がる階段と2つの階段があります。
ロフトに上がる階段ですが、通常の階段と同じように緩やかな勾配で手すりも設置しています。
荷物を持って上がり降りもしやすく、女性や小さな子供さんも安全に使えますね。
ロフトの固定階段は事前に確認審査機関でOKを頂いてからプランニングしています。
ロフトの制約が建築場所によって違う様なので注意が必要です。

ロフトから階段を降り口を見た写真です。
階段部に窓を設けているので明るく、風通しもいいです。
3階部分になる窓なので、窓からは遠くの景色まで眺められます。
ロフトは天井の高さが1.4m以下の制限がありますので、少しかがまなければならいですが十分使えます。

ロフトからLDKを見下ろした写真です。
LDKの天井とロフトの天井が屋根の勾配なりに一つにつながります。
ロフトは小屋裏物置とは違いLDKとの一体感があり、両方向から眺められます。
ロフトへ荷物をロープで釣り上げる事もできますね。

ロフトからはさらに屋上につながります。
ロフトって夏暑いのではって思われるかもしれませんが、この家は屋根断熱の家でフラット35S断熱性能等級4を超える省エネ住宅で審査機関の厳しい審査に合格しています。
又、窓から涼しい風を取り入れる事もできる、風通しが良いロフトに設計しました。
暖かい空気は上昇するのでロフトは冬暖かいです。
通常は天井裏で使われない部分を活かした設計はコストパフォーマンスに
優れて楽しい空間ができます。
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