新庄一級綜合建築設計は防音工事の専門業者ではありませんが、新築住宅やリフォーム・リノベーションと合わせて一室を防音室にしたいお客様のご要望を叶えています。
住宅全体の設計と防音室も合わせて設計し、工事施工も全体を含めて施工する事で防音工事のみを専門業者に頼まなくても済むのでローコストになります。
ホームシアターで映画館の様に臨場感を存分に楽しみたい。
音楽練習室が欲しい。
オーディオを楽しみたい。
建築地周辺の騒音に悩まされず静かに過ごしたい。
など、防音室があると近所に気兼ねなく心地よい生活ができます。
設計及び施工可能地域は兵庫県・岡山県で弊所より車で2時間以内の範囲とさせて頂いております。
全国対応の会社もありますが出張経費や宿泊経費が計上され割高な場合があります。
新築住宅の設計依頼を頂きましたN様は一室はサックス練習用の防音室にして欲しいとのご要望でした。
休日はメンバーの方と一緒に演奏会にも行かれる方です。
最初は防音工事専門業者の見積を取られましたが価格は高く、弊所に新築住宅の設計と合わせて防音室の設計や施工もして欲しいとの依頼を頂きました。
サックスはピアノやバイオリンよりも大きな音が出ます。
きちんと防音できなかった事を考えるとプレッシャーがありましたが、防音室に使用する材料や工法など色々と研究し、住宅を建築する工務店さんにも詳細な事までお願いして防音室が完成しました。
防音室完成後に防音効果を確かめました。 部屋の中が大音量なのにドアを閉めると隣の部屋ではほとんど聞こえない程でした。
1階の防音室から2階の部屋に上がって聞いても音が全く気になりませんでした。
外に出て音を聞くとエアコンの室外機の音の方が大きいくらいでした。
工事途中の段階で室内で手を叩くと反響していましたが完成すると、室内の反響音も無くサックスの練習ができ本当に良かったです。
防音専門業者の見積金額よりも安くでき助かりました。 ありがとうございました。
防音ドアを二重にしたした設計事例です。
どの程度防音するか、又室内の音量により防音ドアを選択しますので
必ずしも二重する必要はありませんが、設計事例は大音量に対応する
設計としています。
1枚のドアを閉めた状態は音がうるさくない程度ですが2枚共ドアを閉めると
一気に静かになります。
一般のドアと違って防音ドアは気密遮音構造になっています。
ドアカラーは色々ありますので好みの色を選んで頂けます。
防音室は音が外に漏れない様に遮音するだけではありません、室内の音が反響して聴き取りにくい部屋では音響を楽しむ事はできませんね。
防音室の仕上げだけ見ると一般の部屋と同じように見えますが内部構造により防音も音響効果も違います。下地は何層にも施工しています。
遮音と吸音の両方を兼ね備える事が必要です。
天井・壁・床それぞれに遮音と吸音効果のある構造としています。
機密性の高い部屋には吸気と排気を同時に行う熱交換型防音換気扇の
設置が必要です。
複数の下地や特殊防音材を使用するので一般の内装よりも防音工事は材料費や手間がかかりますが、住宅の一室が防音室となる事で得られるメリットは大きいですね。