ローコスト住宅には建物本体価格を安くする為に、使用する構造材料や内外装材・設備機器までそれ以上安い物を探すのが困難な物ばかりを使った住宅がありますね。
建物価格が安くても耐久性に劣り早く建て替えなければならなく住宅って結局高く付きます。
夏は暑くて、冬寒い断熱性能に劣る家は冷暖房費も毎月高くなります。
それが何十年も積み重なると安く建てたはずの住宅はランニングコストが高額になりますね。
兵庫の新庄一級綜合建築設計は住宅の耐久性・性能を落とす事無く、安くて良い家を建築主様のご要望をお聞きして設計し、
工事完成までお客様に代わって何度も現場に行って工事が適切に行われているかチエックし工事施工者に指示しています。
このページではローコスト住宅を兵庫県・岡山県で建てたいと考えられている方に品質は落とさずにローコスト住宅を作る様々な秘訣を公開しています。
私が地元工務店・住宅会社・建築設計事務所に勤務した実体験と、設計事務所を営む現役の一級建築士が実務から得たよりよい家をより安く造る
方法についてお話する物で、本屋さんでは手にはいらないものです。
いい家ってなんだろう
いい家って高価な内外装材や設備機器を使った価格の高い家でしょうか?
私はいい家ってなんだろうとよく考えます。
いろんな物には価格の高い物がありますが、希少価値の高い物、手に入りにくい物は高いです。
海外製品やブランド品も高いです。
職人さんが手間のかかる物は材料費よりも人件費が高くなりますね。
設備機器は機能が増える程高いです。
もう少し具体的に言うと
木材で同じヒノキの無垢材でも節の全く無い物は節のある物より価格は高いです。
節があっても強度も耐久性も変わりません。
水道の蛇口一つでも国内産の物は安いですが海外の物は高いです。
海外製品のデザインがいいからって永久に使えるものではありません、万一水漏れしたら国内産だとホームセンターでも部品が手に入りますが
海外の物だとそうはいきませんね。
設備機器にはいろんな機能が付いている物がありますが、高価な物でも耐久年数は同じです。
むしろ複雑な機能が付くほど故障箇所が増えますね。
市場に一般によく流通している規格品は品物が悪いわけではありませんが安くなります。
価格の高い高級住宅じゃなくても、耐久性や住み心地の良い家は様々な工夫で可能です。
設計次第でセンスの良いあなたの理想の家ができます。
予算が潤沢にある方は高級住宅もいいでしょうが、弊所にご相談される方はローンを利用される方がほとんどです。
建築請負業者は工事請負金額が大きくなる程利益も多くなるので安くなる提案ってあまりしません。
予算が無い場合はそれなりに安くて悪い材料に変更するだけです。
弊所の設計料は建物面積あたりの単価で設定していますので建築工事費が増えても設計料が増える事はありません。
安かろう悪かろうのお家はお勧めしていません。
ローコストになる様々な工夫やご提案をしています。
無駄を削ぎ落とした四角い家、キューブハウスは建築施工費がローコストになります。
軒の出の無いデザインなので屋根面積が少なくて済みます。
軒が外壁よりも外に出ないので軒裏の材料や大工さんの手間、軒裏の塗装費も無くなります。
軒が無いと外壁が汚れる心配がありますが、雨で汚れを洗い流す親水セラミックの物を使用すれば長く綺麗なままで使えます。
雨の日でも窓を少し開けたい場合は窓上に庇を設ければ大丈夫ですね。
ガルバリウム鋼板のタテヒラ葺きの屋根にすれば緩い勾配で可能ですので
瓦屋根のようにトンガリ屋根形状にならず四角いキューブ型のお家ができます。
屋根勾配が緩くなれば、外壁面積も少なくて済みます。
四角い形状は構造材や外装材もロスが無く、切って捨てる部分も少なくなり、施工も早くできる他、地震や台風にも強い建物になります。
都会的な外観デザインにが好みの方ならキューブハウスがお勧めです。
シンプルな四角い建物もおしゃれです。
ローコスト住宅を建てたい方は参考にされて下さい。
地震のニュースが最近多いですね。
阪神淡路大震災後に建築基準法の耐震基準は震度6から7でも倒壊しない
ように改正されています。
比較的新しい家なら倒壊しないはずなのに倒壊している家屋があります。
1階の耐力壁と2階の耐力壁が全く違う位置にあると建築基準法の耐震基準を満たしていても地震に弱くなります。
直下率と呼ばれています。
特に1階の床面積よりも2階が小さい場合、耐力壁が多くある外壁部分が1階の図面と2階の図面を重ね合わせると大きくずれてしまいます。
1階の耐力壁が無い部分に2階がある家は田舎の家や和風住宅に多いです。
1階に広いLDkがある場合、2階を支える柱や耐力壁も少なくなります。
2階建て住宅を計画されるなら、総2階のお家がお勧めです。
総2階は1階部分と2階部分が同じ形状・大きさなので外壁部分が一致して直下率も高くなり地震に強いお家となりますね。
総2階のプランは地震に強い家になるだけでなく、ローコストになります。
屋根は2階部分の屋根だけで済みますよね。
屋根が2階部分だけで済めば雨樋も2階の屋根の部分だけでになります。
軒裏も2階部分だけなので1階と2階の両方に屋根がある形状よりも半分で済みます。
外壁は1階から2階まで垂直に貼れるので、職人さんの手間も少なくて
済む他、材料も切り捨てる部分が少なくなります。
2階建て住宅を計画されるなら地震に強くてローコストになる
総2階のお家がお勧めです。
兵庫県福崎町のローコスト住宅はDIYで室内の壁の漆喰塗りを家族で楽しみながらされました。
漆喰は室内の湿度を調整する機能や消臭効果もある健康素材です。
漆喰材料や道具もご自分で購入されたものです。
ご主人も奥様もプロみたいです。
なんと小さなお子様も楽しそう
ご家族皆で漆喰を塗られてます。
左官屋さんに頼むと結構費用がかかりますが、DIYなら職人さんに支払う手間賃がかからないため安くできます。
建築工事は材料費よりも人件費が大きいものです。
住宅メーカーでは一部DIYでしたいといっても受け入れてもらえませんが
新庄一級綜合建築設計では、お客様ができる部分を考えてご自分で
家造りの一部をして頂く方法も取り入れています。
ご自分でされると楽しいし愛着も一層わいて、尚且つ安上がりですね。
建築家と一緒に家づくりを楽しみませんか?
床の仕上げ材にはフローリングやカーペットがありますね。
兵庫県のローコスト住宅Y様邸の2階の床仕上げはすべてタイルカーペットをお客様が自分で敷かれました。
建築工事は構造用合板の床張りだけで、仕上げ材や大工さんの手間がかからないのでローコストになります。
同じ色だけでなく、部屋ごとに色を変えたり、部分的に配色を変えたり楽しまれています。
クッション性と防音性のあるタイルカーペットをご自分で購入して敷かれています。
タイルカーペットは50センチ四角の物を床に並べてるだけで簡単です。
隅の方だけ部屋の寸法に合わせて切って隙間なく敷き込むと歩いてずれたりもしません。
汚れたり傷ついた場合1枚だけ洗ったり交換する事が簡単にできます。
二人の子供部屋のベッドは通常は1個に見えますが引き出して2段に使えるようになってます。
勉強机もパーツを組み合わせてお客様が作られました。
既製品の学習机を買うよりも安くて使い勝手がいいですね。
新庄一級綜合建築設計は施主参加の家創りを応援しています。
モザイクタイルって昔からあります。
小さなタイルが約30センチ角のシート状になっています。
一つ一つのタイルの大きさは3センチ前後なので小さな面積を貼る時は
シートをカットして使えます。
水回りの壁やカウンター等自分で貼れます。
材料のモザイクタイルやタイル用接着剤・タイル目地材等はホームセンター
や通販等で手に入ります。
いろんなおしゃれなカラーがあり、好みの物を部分的に貼るのもいいですね。
レトロな雰囲気からモダンな雰囲気まで楽しめます。
タイルは焼き物ですから、丈夫で傷が付きにくく、壁紙のように
破れたり、汚れやシミになりません。
目地部分はあらかじめグレー目地にすると汚れが目立ちません。
大きなタイルよりも小さいタイルは貼りやすく切って捨てる部分が無くローコストになります。
貼り方はネットで モザイクタイル貼り方 で検索するといっぱい出てきます。
施工手順の写真や動画解説もありますね。
カウンター上部の壁にモザイクタイルをDIYでされたり、リビングの壁にモザイクタイルをアクセントでお客様ご自身で貼られました。
タイルやさんに頼むと職人さんの手間賃がかかりますが、自分ですればローコストになるだけでなく、自分の家を自分で創る楽しみもあります。
ニッチってご存知かと思いますが、壁厚を利用して小物を置いたり写真や絵画を飾ったりできるスペースです。
木造住宅は柱の太さと仕上げ材で12センチくらい壁を凹ませる事ができます。
凹ませた壁は同じ壁の仕上げでしてもいいですし、違った仕上げでも良いです。
壁紙をそのまま巻き込んで下側だけ板を1枚入れた事例です。
壁面に出っ張らないので 棚を付けるよりも邪魔になりませんね。
むしろ凹んでる事で壁面に変化があり、おしゃれです。
棚板を1枚付けて壁を凹ませるだけのニッチはローコストでできます。
ハウスメーカーで建てられたお客様からニッチを付けて欲しいって現場で
大工さんに頼んだけど断られた。 ってお聞きしました。
ハウスメーカーって少しの事でも追加費用がいるそうです。
数多くのニッチは大工さんの手間や材料費もかかりますが弊所では1ヶ所くらいでしたら大工さんに 「タダでつけといて」 って言って
無料サービスでしてもらってます。
壁紙(クロス)は内装仕上げで最もよく使われるものです。
壁紙にはランクがあります。
Aランクはマンション等に使われる物で量産品で価格は最も安いです。
ただ色柄は限られ、ビニールクロスの白系統の無地の物が多いです。
低価格・ローコスト住宅を謳っている住宅会社の標準仕様となってますね。
弊所ではワンランクアップのAAランクのクロスをお勧めしています。
少し価格は高くなりますが色柄が豊富で、塗り壁調や木目柄や石やタイル柄
等もあります。
珪藻土クロス等もあるので塗り壁では予算が厳しいって方にも仕上がりは
本物の様に見えます。
ローコストですが高級感のある室内になりますね。
水回りに使える防カビ・抗菌クロスもあり、部屋ごとにクロスを変えて選んで
頂けます。
1部屋の壁でも違う色柄にされる場合もあります。
家族それぞれ好みも違いますから、ひと部屋ごとにクロスを変えて
違う雰囲気を楽しむのもいいですよね。
新庄一級綜合建築設計では分厚いクロスの見本帳をまるごとお渡しして
ゆっくり選んで頂いています。
各部屋ごとに壁紙のアドバイスもしています。
ワンランクアップの壁紙でインテリアをあなた好みでコーディネートして
楽しみませんか?
敷地周囲に気に入った景色が無い、むしろ隣の家や道路からの視線が気になるそんな敷地条件の場合もありますね。
中庭のあるプランはいかがでしょう?
コートハウスとも言われています。
ロの字型プランで家の真ん中に庭を設けた設計事例です。
お家の外側は小さな窓しかありませんが、中庭側はぐるりと大開口の
ガラスで構成しています。
防犯面に優れてプライバシーも保て明るい太陽光と風が入ってきます。
中庭部分には屋根が無いので青い空、星空、雨の日、雪の日を室内にいながら眺められます。
中庭部分は植栽をしても良いし、ウッドデッキにしてBBQをしたり、日光浴をしたりお風呂上がりに星空を眺めながらビールもいいですよね。
外からは中庭がある事が全くわからないプランなので、他人の視線を気にすることはありません。
家族だけのプライベート空間です。
中庭のある家は家族みんなが楽しくすごせる家です。
ハウスメーカーの規格住宅には無いローコスト住宅、
あなただけのこだわりの家、オンリーワンの家を新庄一級綜合建築設計と
創りませんか?
住宅の間取りを考えるときに1階の部屋数や広さ、2階の部屋数や広さを
プランされますね。
でも天井裏になる部分って考えられないのではないでしょうか?
片流れの屋根や切り妻型の屋根には小屋裏空間があります。
その部分を利用すれば1階や2階に床面積を増やさなくても広く使えますね。
小屋裏部分は天井が低く(1.4メートル)なりますが、基礎を新たに作る必要も
ありませんし、柱や壁等の構造を新たに作る必要もありません。
小屋裏に床組のみを追加すれば利用できるので、ローコストになります。
小屋裏に上がり降りする際は固定階段とする事もできますが、階段スペース
を必要としない収納ハシゴや使わないときは壁に引っ掛けておくハシゴを
利用する方法もあります。
ロフトはその下側の部屋と一体の空間となり、天井が高くなり広々とした空間になります。
ロフトは子供も大人も楽しくなる空間ですね。
収納として使えるだけでなく、そこで生活する事もできます。
屋根断熱をしっかりして、自然光や風の入る窓を付ければ明るくて
夏も涼しく過ごせます。
冬は暖かな空気が上に上がるので、ロフトはあったかいです。
天井裏の未利用空間を活かした設計でローコストでワクワクするお家を
作ってみませんか?
お家の床材に最もよく使われるのがフローリングです。
フローリングと言っても様々な物があります。
工場で合板の上に化粧材を貼り付けたフローリングには薄い本物の板を貼り付けた物もあれば、木の様に見せた印刷シートを貼り付けた物もありますね。
賃貸物件では床はフローリングですって営業マンが言いますが木では無く塩ビシート張りだったりします。
木の様に見せかけたシート張りの物はローコストで、最初は綺麗なのですが何年か使うと光沢も無くなり、禿げてきます。
とにかく建築当初の工事費を安くしたいって言われる方には材料代は安くなりますが、次第に見た目が悪くなり張替えなければならなくなります。
ローコスト住宅と謳っているハウスメーカーが標準仕様としているフローリングがそうです。
弊所には標準仕様はありません。内装材もご要望によりその都度違います。
無垢フローリングは建築当初の材料価格はアップしますが、永く使えます。
写真は30mm厚の無垢フローリングを使用した例です。
表から裏まで1枚物の無垢フローリングは、工場で貼り合わせたフローリング
の様に禿げてきたり、光沢がなくなってきたりしません。
無垢の木は冬でも暖かいです。
夏裸足で歩いてもベタつかずサラっとして気持ちいいです。
無垢フローリングの表面の傷は削り直したり、ご自分でワックスや塗装する事ができます。
無垢フローリングは樹種によって価格に差がありますので
その都度サンプルなどを見て頂き 見積させて頂いております。
建築当初の工事費が安ければローコストって思われるかもしれませんが
後から床を張り替えたりする工事って大工さんの手間や材料代もかかります。
安く家を建てても結局高くつきます。
永く住まわれるお家なら、長持ちする物を使うと長い目で見れば
修繕費用もかからず、ライフサイクルコストがローコストになりますね。
天井って構造材の梁の下側に石膏ボードを張ってクロスで仕上げた部屋が多いですね。
四角い部屋に白っぽいビニールクロス貼りの部屋って味気ないって思われませんか?
構造材の梁があえて見える仕上げにしてはいかがでしょう。
あらかじめ梁が見える部分をきれいに削っておけば、木の色合いが天井に見えるのもナチュラルでいい感じのインテリアになります。
古民家風に梁部分の色合いを濃く塗装してもいいですね。
構造材が見えるように天井を張ると、天井高さも高くなり開放感も得られます。
設計依頼を頂いたお客様からお聞きしましたが、
ハウスメーカーに梁の見える家にして欲しいって言ったら
できない って断られたり、 追加費用がかかりますって言われたり
構造材を活かすのでは無く、通常の平らな天井に梁のように見せる
出っ張りを作る方法だったとか私にお話されました。
規格住宅って自由度が全く無いのにビックリですね。
アレンジ工事やオプション工事等の名目でどんどん追加費用がかさばり、
最初は安いと思ってた価格はあくまでも基本本体価格のみで
それでは実際に住むことができない価格だとわかった時はすでに
契約手付金も支払い済みで解約すると戻って来ない状態になる・・・
と言ったお話もお聞きしました。
ですので
ハウスメーカーでお家を建てようと考えておられる方には
私の自由な発想やローコストになるアイデアも役に立たない結果となるのが残念です。
建築家と一緒に家づくりを楽しみませんか?
家の中で一番広い部屋になるのがリビングですね。
家族皆で使う場所であり、ダイニングとキッチンを一つの部屋にしたLDKのプランが多いです。
間仕切りが無い事で建具も不要になります。
壁が少なくなるので、材料代や大工さんの手間、仕上げ材も少なくて済
ローコストになります。
又、広いLDKは来客者の応接室も兼ねる事ができますね。
それだけでも十分かもしれませんが、さらに子供が遊べる楽しいリビングにされてはいかがでしょう。
写真はリビングにロフトを設けた設計事例です。
ロフトにはLDKから固定階段で上がり降りできます。
4.5帖あるロフトからはさらに屋上に出入りできる様にしています。
2階のLDKで日当たり風通しも良くて冬暖かくて夏涼しいです。
屋根の勾配をそのまま室内空間とした設計なので、天井が高くて気持ちいいです。
ロフトの天井高は低くなりますが、子供が遊べる楽しい空間です。
物置としてのロフトですが、大人も子供も楽しくなりますね。
予算が限られていても、設計上の工夫で魅力あるお家ができます。
ローコスト住宅を謳っているハウスメーカーって建物価格を安くする為に
低い天井で四角い箱の部屋ばかりですね。
窮屈で息が詰まりそうな家っていいですか?
新庄一級綜合建築設計は
つまらない家・妥協を積み重ねた家は創りたくありません。
ローコストでも魅力ある居心地の良い家をご提案しています。
屋上のある家って2階の屋根を陸屋根にした物が多いですが津山市の家は片流れ屋根で一部分を屋上にしています。
片流れ屋根にする事で2階のリビングの天井が勾配天井で高くなり
さらに小屋裏空間を利用したロフトが生まれます。
南に傾斜した片流れの屋根にはソーラーパネルを設置できます。
屋上にはロフトから出入りできます。
屋上に出入りする為にペントハウスや階段を設ける必要が無いのでローコストになりました。
分譲区画で南側や西側の隣地に新たに住宅が接近して建つ敷地で
2階にベランダを設けても隣の家の2階からの視線が気になります。
そこであえて2階にベランダを設けずに屋上を設けました。
屋上は眺めが良く、近隣の家が眼下に見えます。
青い空に流れる白い雲・星空を眺めてすこせます。
樹齢200年の椋木の大木を借景としています。
3LDKとか4LDK など 部屋数で考えた規格のプランでは無く
敷地周囲の条件に合ったプランで平面では無く立体空間を考えるのが私の仕事です。
設計次第で価格はローコストでも暮らしの楽しみが広がる家ができます。
癒される家は金額に換算できない価値がありますね。
床を畳にしてソファーを置かないリビングは同じ床面積でも広く使えます。
フチなしの正方形の畳が市松模様に見えておしゃれです。
畳敷きの床はクッション性があって冬は暖かで夏はサラっとしています。
スリッパ不要です。
ソファーを置く必要が無いのでリビングが広く使え、家具調コタツを置けば寒い冬は頭寒足熱で健康にも良く年中すごせます。
そのまま寝転がっても気持ちいいですね。
畳部分のみ床の高さをあげる方法もありますが
キッチン周りの無垢フローリングと畳にはあえて段差を設け無い事で
広く使いやすくなります。
予備のテーブルを置けば大勢でホームパーティーもできます。
お家の新築には外装材・床材やアルミサッシ・室内建具・お風呂・キッチン・トイレ
・洗面 と多くの種類と材料を必要とします。
弊所はハウスメーカーの様に標準仕様はありませんのでどのメーカーのどの製品
でも自由に選んでいただけますが、コストダウンをするならこのメーカーのこの製品と
同程度として、メーカーの指定をしない方がローコストになります。
建築工事会社は普段付き合いのある建材店から仕入れますが、このメーカーの物だと安く入るが、別のメーカーでは同等の物でも仕入れが安くならない。
といった事があるのです。
たとえばアルミサッシだとトステムは安く仕入れできるがYKKだと高くなる、その反対の場合もありますね。
製品の性能が同程度のものはメーカーが違ってもあるものです。
キッチン等の設備機器も同じ事が言えます。
リクシルやパナソニックよりも同等の性能で安く入るメーカーを施工者会社によっては持っていたりします。
あまり細かく指定しない事でローコストになる事って多いです。
ご要望に基づいて設計図面にはメーカーや品番等を記載しますが、同等品可とする事でローコストになりますよ。
トイレと洗面脱衣室って別々の場合がほとんどですね。
でもそれを一つの部屋にすると広く使えてローコストになります。
左側から洗濯機置き場・洗面台・トイレの配置です。
洗面台と便器の間には腰壁とヒノキのルーバーを設けました。
お客様から広すぎて落ち着かないかもとのご要望です。
間仕切り壁を設けて別々の部屋にすると入口建具も もう一つ必要になります。
窓も もう一つ必要です。照明器具も もう一つ必要です。
換気扇も もう1台必要です。トイレの手洗器も別に必要です。
間仕切り壁の材料や仕上げや大工さんや職人さんの手間もかかりますね。一つの部屋にする事で広くなり、車椅子対応もできます。
固定観念を捨ててコストダウンできて広く使える工夫をしてみませんか ?
通常玄関土間からホールやローカがあってそこから各部屋に入るプランが多いですね。
でも広いホールやローカって必要でしょうか?
広いローカやホールを無くすと床面積はコンパクトになり建築工事費も安くなります。
兵庫のY様邸ではホールやローカの無い設計にしました。
コンパクトな玄関土間からリビングに直接入るようになっています。
玄関ドアを開けたらリビングが丸見えにならないように90度入口角度を変えのれんで視線を遮る工夫をしています。
玄関土間からリビングの間には建具もありません。
延床面積は小さなお家ですが、ホールやローカがある大きな家と同じように居室は広く使えます。
小さくても広く使えるお家はプランの工夫で可能です。
内装材や外装材にもいろんな物があります。
工場で貼り合わせた合板やビニールクロス・左官仕上げ・塩ビ製品・無垢の板 など。
無垢の板は合板よりも価格は高いですが、安く手に入る物もあります。
無垢材は節のある物は節の無い物よりも安いです。
節の部分の色合いが濃く目立ちますが、それも自然の風合いと捉えられる方にはお勧めです。
又、木材は柔らかい木の方が硬い木よりも安いです。
杉やパイン材は柔らかく傷がつきやすいのですが、傷がついても、それを味わいや、経年変化として楽しまれてはいかがでしょう。
柔らかい木材は手触りもよく、暖かいです。
柔らかな木の色合いが明るく落ち着きますね。
経年変化で木の色合いはすこしづつ濃くなります。
工場で化学合成された新建材よりも同じ傷がついたり、汚れたりしても
無垢材はそれなりに味わいがあります。
長く使えて飽きが来ず、結果、長い目で見るとローコストになりますね。
住宅メーカーでは、内装材、外装材も標準仕様として決められていて自由に選ぶ事はできませんが
新庄一級綜合建築設計では、あなた好みの物を自由に選んで頂けます。
住宅用の玄関ドアって価格は結構高いです。シングルドアでも50万円もしたりします。
価格の高い住宅用の玄関ドアと同じ断熱仕様(k2)なのにアパートドアなら128,000円から178,000円です。
アパート用ドアって言うとイメージが悪いですがそんなことありません。
ケータイやカードをかざして施開錠できるキーシステムやランダムテンキーもあります。
ドアスコープやレターボックス(選択品) 等 住宅用玄関ドアに無い便利な機能もあります。
ドアに郵便受けが付いてるとポストを別に設置する必要もなくドアの内側に郵便が入るので雨の日傘をさして、外の門柱のポストまで郵便物を取りに行かなくても済みます。らくチンですね。
デザインもおしゃれでカッコイイ物が色々あります。
注文住宅だから一戸建て用の玄関ドアを使わなければって考えがちですがアパート用の玄関ドアを使う発想はいかがでしょう。
既成概念にとらわれない自由な発想で品質は落とさずにコストダウン
してみませんか?
窓の形にもいろいろありますね。
最もローコストなのは引き違い窓ですが、出窓を部分的に活用するのもお勧めです。
外壁から張り出している形なので、外観デザインのアクセントになります。
のっぺらな外壁でも出窓を付ける事で外観がおしゃれになりますね。
出窓は外観のアクセントになるだけでなく、室内空間が広くなります。
室内の壁面が出窓部分が外に飛び出るので変化やゆとりが生まれます。
出窓の窓台を棚として活用できるのもメリットですね。
インテリアの飾り棚として使ったり、台所や洗面の棚として有効活用できますね。
室内に棚を付けると狭く感じますが外側に棚ができると広く使えて
圧迫感がありません。
出窓は床面から高さ45センチ以上の部分で張り出したものなら
床面積に入りませんが、出窓の下側に物入れを作って床と同じ高さまで使えるようにした物は床面積に入りますのでご注意を。
メリットのある出窓ですが、全ての窓を出窓にするとコストアップになりますので外観がよく見える部分のアクセントや室内空間を広くしたい部分に
効果的に使われてはいかがでしょう。
部屋の外にウッドデッキがあると靴を履かずに裸足で屋外に出られますね。
室内側から見たときも部屋とウッドデッキがつながる事で広く感じます。
天気の良い日はウッドデッキでお茶を飲んだりバーベーキューしたり、太陽の光や風を感じながら楽しめるもう一つのリビングになります。
ウッドデッキと言うとその名の通り木の板で作られたものですが
木材は風雨にさらされると、変色、ひび割れ、古くなれば腐ってしまいます。
毎年のように、防腐塗装等の手入れが必要です。
腐りにくい外国産のウッドデッキ用の木材もありますが価格は高い!
ローコストでメンテナンス不要の人工木のウッドデッキはいかがでしょう?
本物の木見たいて゛綺麗です。
本物の木材費や塗装費、大工手間等をかけるよりも人工木のウッドデッキの方が工期短縮でローコストでメンテナンス不要です。
無垢材にこだわりを持たれてない方であればお勧めです。
車庫と住宅が一体になったビルトインガレージの設計もできますが、
車庫は市販のカーポートを利用したほうがローコストになります。
工場で作られた規格品のカーポートだと現場で簡単に組み立てられて
職人さんの手間や材料費も安くなりますね。
カーポートには屋根がポリカーボネートの物や金属屋根の物があり、
アルミサッシメーカーからいろんなタイプの物が販売されています。
柱が片方だけのタイプの物もありますが、雪が積もる場所では壊れる可能性
があり、お勧めできません。
積雪地域でお勧めなのが、折板屋根のカーポートです。
ガルバリウム鋼板の屋根で錆びず梁にしっかり固定されていて、台風、
積雪荷重にも強いです。
柱・梁はアルミ合金なので錆びず、塗装するメンテナンスも不要です。
見た目もきれいですね。
耐積雪量は50センチ用や1m用・1.5m用と豊富にあり豪雪地域にも対応しています。
駐車スペースも1台から横並びに3台用や4台用もあります。
壁が2方向無い建物は固定資産税がかかりません。
車庫は住宅とは別棟で規格品を利用してコストダウンされてはいかがでしょうか。
新庄一級綜合建築設計では車庫や外構工事の設計もしています。
お家を建てられる方は新たに土地から購入される方がほとんどですね。
土地価格って様々です。
安い土地価格にはそれなりの理由があります。
市街地は土地価格が高くても郊外になると安くなります。
田舎の方だと坪数万円の物もありますね。
注意が必要なのが
傾斜している土地
水道や下水を新たに敷地内に引き込まなければならない土地
土砂災害警戒区域になっている土地
公道4m幅に接していない土地
都市計画で住宅が建てられない区域の土地
道路と敷地に高低差があり車が敷地内に侵入できない土地 など等があります。
傾斜している土地は建築工事で周囲にコンクリート擁壁が必要になったり
水道や下水の引き込みに費用がかかったり
土砂災害警戒区域内等では安全な処置をする必要があります。
土砂災害警戒区域等はこちらでご覧いただけます↓
道路が狭いと中心から2m後退して計画する必要や工事車両が入れない等もあります。
都市計画で住宅が建てられない用途地域に工業専用地域があります、
又市街化調整区域内では誰でも自由に住宅が建てられません。
道路から敷地が高く車が入れない場合は土地を削って掘り込みガレージ等を
作るコンクリート擁壁や余った土砂の処分費等も必要になりますね。
結局安いと思っていた土地は購入後に多額の費用がかかる場合があります。
敷地形状が三角だとかはプランの工夫で解決できても、上記の様な土地は
工事費用が追加必要になったり法的に建てられない場合もあります。
一番安全なのは開発許可を受けて検査済証のある土地です。
私は分譲住宅を手がける会社に勤めていた頃土地仕入れの担当をしていた事があります。
毎日不動産屋さんから入る土地情報を現地を見に行って、調査検討していました。
土地を買おうと検討しておられる方へ、
候補地がありましたら購入前に新庄一級綜合建築設計にお気軽にご相談下さい。
現地調査や法的調査を行いアドバイスさせて頂きます。
建築工事費は建物部分だけではありません、敷地状況により総工事費は変わります。
2020年から省エネ住宅が義務化されます。
耐震基準の義務化と同じようになります。
でも現在は法律改正前なのでローコスト住宅として安かろう悪かろうの家は断熱性能が悪くても、違法ではありません。
2020年まであと数年ありますから、安くて省エネ性能の無い家を規格住宅として販売している住宅メーカーもあります。
今ローコストだからって省エネ性能が無い家を買うと2020年には既存不適格建築物として扱われます。
わずか数年で法律に適合しない住宅になってしまうのです。
住宅の価値は激減しますね。
中古住宅として転売しようとしても安い価格になります。
2020年から建てられる家は夏涼しくて冬暖かいのに、安い省エネ住宅でない家を買われた家は高い光熱費を払い続ける事になります。
省エネ住宅は
床・壁・天井又は屋根・外部建具の高断熱の他、高効率の設備機器を使用しトータルで省エネ基準値をクリアできるようにしますが
後からその基準にリフォームしようとすると壁も床も一度作った物を剥がしてやりかえなければなりませんから、費用は高額になります。
新築時に省エネの住宅を作った方が安くなります。
新庄一級綜合建築設計は2020年の省エネ義務化も考慮して、お客様に省エネの家をお勧めしています。
断熱性能の計算や公的審査機関で省エネ住宅の審査を経て省エネ住宅の証明書等ももらっています。
安ければそれで良いと言う方は
安かろう悪かろうのローコスト住宅を検討されるのもいいですが、価格だけでの比較はしないで欲しいものです。
価格比較をされるなら 性能・耐久性に優れた全く同じ内容での見積比較が必要です。
大手ハウスメーカーってテレビCMもしていて名前では安心ですよね。
でも実際に現場で仕事しているのは小さな工務店の大工さんだったり、下請け業者さんであり社員ではありません。
私の知り合いの小さな工務店は大手ハウスメーカー ダ〇〇ハウスの下請けをしています。
工務店が木材等の材料持ちの下請けです。
下請けしている工務店の利益にメーカーの利益が上乗せされた金額をお客様が支払われてる事になりますね。
それなら下請けの小さな工務店に直接頼まれた方が安くなりますが、会社名の安心感が無いと思われる方もあると思います。
私も独立前は分譲住宅も手がける建築会社に勤めていました。
全国的な会社ではありませんが、そこそこ社員数もいる会社でした。
その会社でも、大工さんは社員では無く下請けで、一棟大工手間賃いくらで発注していました。
大工さんは早く片付けないと自分の日当が少なくなるので、丁寧な仕事は望めません。
現場監督は社員ですが、一人で何棟も掛け持ちで下請け職人の手配をするだけで精一杯で工事の監督などしている時間も無いのが現実でした。
注文住宅と言いながら、内外装材や設備機器は決められた物、数種類の中から選ぶだけでした。
この頃その会社で設計担当していたのですが、本当の注文住宅では無い仕事にやりがいも面白みも無く退社して、建築設計事務所に勤務したのです。
建築設計事務所の仕事は実にやりがいのある仕事でした。
いろんな建物で1棟1棟違います。
設計図面の作成から、工事が適切に行われているか現場をチエックし現場監督に指示する仕事に充実した毎日でした。
地元の小さな工務店でもきちんとした図面を渡して、工事中の打ち合わせを行うと良い建物ができます。
大手よりも経費のかからない工務店は価格も安いです。
数社による競争見積もできます。
その結果ローコスト住宅となりますね。
設計事務所はお客様に代わって、工事が適切に行われているかチエックします。
建築設計事務所って公共の建物や大きな建物ばかり設計するものと思われていませんか?
新庄一級綜合建築設計は小さな平屋住宅も大歓迎です。
お気軽にご相談下さい。
ローコストの住宅を創る為には無駄な部分を削ったプランが必要です。
分譲住宅が価格を押さえる為に安く仕上げる建て方をしています。
でも見るからに安っぽい。
どの部屋も四角の箱型で天井も水平に張られて、白いビニールクロス貼りの部屋ばかりです。
確かに施工手間や建築材料代は安くなります。
でも住宅そのものに魅力がありませんね。
同じ建てるなら住んで楽しくなる家にしませんか?
通常2.4mの高さに水平に貼られる天井を屋根勾配の形状に合わせて天井を高くするだけでも、広々とした開放感があります。
さらに、構造材の梁をあえて見せる設計にすると構造材そのものがインテリアの一部になります。
梁を黒く塗装すれば古民家風にもチュラルな木の色で温かみを感じる事もできますね。
10%ほど費用がアップする無駄な部分をあえて作るとワクワクする魅力あるお家になります。
屋根裏部屋のある家 や風見鶏のある家 梁丸太の見える家 中庭のある家など あなたのお家にもいかがでしょう。
お家は平面で考えるより、空間を立体的に考えると魅力あるお家になります
あなただけのワクワクするお家を建築家と一緒に創りませんか?
収納には扉を付ける場合とオープンな棚だけの場合がありますね。
扉を付ける場合、大きさに関係なく、扉1枚でいくらと見積が出ます。
それは、扉1枚ごとに丁番金具が必要になり、建付調整も1枚ごとに必要となるからです。
小さな扉を枚数多く付けるよりも大きな扉を1枚にしたほうが安くなります。
それよりもローコストになるのが、オープン棚です。
扉を付ける場合、建具屋さんに依頼しなければなりませんが棚だけなら大工さんで取り付けできます。
扉代も不要になりますね。
オープンな棚にきちんと並べれば、どこに何があるか一目でわかりますが、扉で中の物が見えないと全部の扉を開けたり閉めたりして探さなければなりません。
来客者から物が見えないようにしたいところは、扉を付けて家族で使う収納は棚だけにするといかがでしょう。
家族の誰もがどこに何が置いてあるかわかり、使いやすいですね。
家中の収納に扉を全部つけると、建具代だけでも費用がけっこうかかります。
収納を作られる時の参考にしてください。
モデルハウスやネットでLDkの中にオープンの階段の物を見ますね。
階段の段板や手すりもオープンなスタイルにカッコイイと思われる方も多いです。
メリットは壁で囲まれた階段よりも広く感じる事やLDKと階段部分に壁が無い事でLDKが広く感じます。
でもデメリットもあります。冬に雪が積もるような寒い地域ではリビングの暖房効率が悪くなります。
ご存知のようにあったかい空気は上にあがります。 熱気球が空を飛ぶ原理ですね。
オープンな階段が1階のリビングにあると暖かい空気は階段部分から2階に上がります。
2階のホールローカは暖かくなりますが、最もよく使うリビングは寒いです。
LDkの天井にシーリングファンをつけても空気を対流させる事は無理です 。
比較的温暖な地域ですとリビング階段もいいですが、寒い地域では暖房費用がコストアップになりますね。
建物全体を高断熱にして家中暖房をする方法もありますが寒い地域の場合、使用する部屋ごとの暖房の方が暖房効率もよく、ローコストになります。
寒い地域ではオープンな階段は玄関ホールやローカに計画して吹き抜けや開放感が得られるようにされてはいかがでしょう。
新庄一級綜合建築設計はすまい給付金申請窓口に指定されています。
すまい給付金ってご存知でしょうか?
引上げ後の消費税率が適用される住宅を取得する場合、引上げによる負担を軽減するため現金を給付する制度で、平成26年4月から平成31年6月まで実施予定です。
すまい給付金の対象者は 住宅を取得し登記上の持分を保有するとともにその住宅に自分で居住する方で収入が一定以下の方が対象です。
また、住宅ローンを利用しないで住宅を取得する現金取得者については、年齢が50才以上の方が対象となります。
最大50万円もらえます。
ただ所得によりもらえる額は違ってきます。
所得が多い人はもらえる金額が少なくなります。
詳細は都道府県民税の所得割額によりかわってきます。
30万円もらえる人もあれば、20万円・10万円の人もあります。
申請期限は、住宅の引渡しを受けてから当面の間、1年3ヶ月に延長しています。
申請はお近くの申請窓口に申請される方が書類不足等があった場合や記入漏れ等があった場合に便利です。
住まい給付金の詳細はこちらです
兵庫県内の住まい給付金申請窓口はこちらです
お近くの方はご利用ください。
建築会社さんや工務店さんには住まい給付金の制度を知らない方もありますが国からもらえる給付金はもらっときましょう。
弊所に設計依頼を頂いた方は、もらい忘れなくきちんと手続きさせて頂いております。
建築会社や工務店が断熱性能の良い家を作ってますって口で言っても具体的にわかりませんよね。
断熱性能は国が定めた基準となる数値で表されます。
お家を建てられる場所により省エネルギー地域区分があります。
断熱性能には等級があり等級2・等級3・等級4と区分され等級4の方が断熱性能の良い住宅ととなります。
断熱等性能等級は
外皮平均熱貫流率の基準値・冷房期の平均日射熱取得率の基準値が定められています。
なんだかややこしい話ですみません。
数値で夏涼しく冬暖かい家である事がわかるって事です。
新庄一級綜合建築設計は
省エネ計算をしてフラット35S(金利Aタイプ)のトップランナー基準に適合する設計をしています。
ローン金利も安くなります。
(通常のフラット35よりも借入額3000万円の場合総返済額は87万円くらい安くなりお得です。)
夏涼しくて冬暖かい高断熱の家だけで無く、給湯や照明等の設備機器も省エネになるお家は快適に過ごせてランニングコストもローコストになります。
省エネの住宅であるかどうかは、
計算書や審査機関の適合証を見せてもらえる建築会社でなければ信用しない方がいいですね。
新たに姫路市のI様から弊所に新築住宅の設計依頼を頂きました。
I様は大手住宅メーカーア〇〇〇ホームで検討されていた方です。
価格が安いのが売りの住宅メーカーで、すぐ建物本体価格いくらって書いた見積書を持ってきて明日までに手付金20万円を支払って契約してもらうと今だけソーラーパネル設置をサービスさせてもらいますって話です。
お客様は弊所に住宅メーカーから貰われた資料一式を見せられてどうでしょうか?
と尋ねられたのですが、具体的な仕様は一切わかりませんでした。
お風呂や洗面・キッチン・給湯機等の設備機器の明細もなければ、外装材や内装材の明細もわかりません。
その大手住宅メーカーの基礎は布基礎が標準でベタ基礎はオプションのようです。
弊所では建物荷重の軽い平屋住宅でもペタ基礎です。
価格が安いか高いかは具体的に細かな内容がわかる見積書でないとわかりませんよね。
契約して手付金を支払った後に標準はこれってそれ以上安い物を探すのが困難な物ばかり見せられて、変更すれば多額の追加費用を請求されて結局当初の見積よりもはるかにオーバーとなりかねません。
住宅メーカーと同じ内容でよければそれよりも安くできますが、お勧めできるものではありません。
新庄一級綜合建築設計は品質・耐久性に優れるローコスト住宅をお勧めしています。
I様は名前では有名な大手住宅メーカーを断って弊所のような小さな設計事務所に決められました。
窓の形や機能にもいろんな物があります。
引違窓、ルーバー、滑り出し窓、上げ下げ窓、天窓などなど。
その中で今回は天窓にふれてみます。
天窓はトップライトともいい、屋根面に取り付けて使用します。
屋根に取り付けると雨漏りが心配などと思われるかもしれませんがきちんと施工すれば大丈夫です。
天窓には嵌め殺しタイプと開閉できるタイプがありますが、開閉できるタイプを選ぶと暑い空気を排出して、涼しい外気を取り入れる事ができます。
暑い空気は上に溜まりますが、この天窓の開閉できるタイプを取り付けると自然に排出されて冷房費もローコストとなります。
又天窓は壁面に取り付ける窓の3倍の採光を確保できます。
隣地の視線を気にせず明るい室内を創る事も可能になります。
階段やローカが外壁に面していない場合、窓がないと暗くなりますが天窓で解決できます。
天窓には日差しを遮るスクリーンや網戸がついたものもあって、光の調整ができます。
たくさんつけると費用もかさばりますが、どこか1か所天窓を有効につけるとお家全体が風通しよく、明るくなり、お勧めです。
夜には室内から星空を眺めて楽しむ事もできますね。
間取りを考えるとき平面ばかりに気を取られがちですが、お家のプランは平面だけでなく、立体的に光や風の流れを考えてやると照明やエアコンに頼らなくても快適なお家ができます。
新庄一級綜合建築設計には 住宅会社の規格のプランで満足できない方や要望を言ったけど追加費用がたくさんかかるとか、できないって住宅会社から
断られた方からの設計依頼もたくさん頂いております。
建築資金はほとんどの方がローンを利用されていますね。
住宅資金を貯めてから現金でお家を建てようとすると、定年退職時になってしまうかもしれません。
宝くじが当たれば・・・・そううまくいきません。
なかなか貯金はできないものです。
年とってから住宅を建てる場合年齢制限で借入できなくなります。
それに若いうちに、お家を建てて快適な生活ができるほうが自分や家族にもメリットがあります。
賃貸で暮らしている場合毎月家賃を8万円くらい払っておられる方もあります。
年間100万円ほど家賃を10年間払うと1000万円ものお金がかかります。
家賃はいくら払っても自分のお家にはなりません。
それなら毎月の家賃並みの住宅ローンで快適な生活が実現するほうがいいですよね。
住宅ローンの返済額はご自分の収入の2割から3割までにするのが理想でローン審査も通りやすくなります。
借入先によって金利や諸費用が異なりますので、複数比較されるのがいいと思います。
複数比較する時に便利なのがネットでの比較です。
ネットで住宅ローンや住宅ローンシュミレーション、住宅ローン金利で検索すると一覧できます。
住宅ローンシュミレーションは借入額や返済年数等を入力すると毎月の返済額がわかります。
銀行に出向かなくても資料請求や申し込みができたりしますので参考にご覧ください。
住宅展示場にいくと大手各社のモデルハウスがたくさん建っていますね。
どんなお家にしようか考えられる時この住宅展示場に行く方が多いようです。
見学すると粗品がもらえたり、いろいろイベントもしています。
無料で粗品ももらえるので、ちよっと行ってみようかって思いますね。
でもモデルハウスってあなたのお家のプラン創りには役立ちません。
各社とも見学されるお客様に他社のモデルハウスに負けまいと、大きな建物で、無駄な部分もいっぱいあります。
ダイニングには洋食器やワイングラス、きれいな花や絵画が至る所に飾られて、インテリアコーディネータがこれでもかってくらい豪華な雰囲気を作っています。
モデルハウスって雰囲気をアップさせて住宅会社のイメージを高めて契約につながるようにしています。
実際にご自分のお家を建てるときは見られたモデルハウスと全く同じ物は建てられません。
モデルハウスにはオプションがいっぱいで、同じものを建てると予算オーバーになってしまいます。
モデルハウスのプランを見て私に、玄関は来客用と別に家族用の玄関をとか、ダイニングキッチンと・リビングはそれぞれ広くてその余分に和室をリビングの隅に欲しいとか、ご要望される方もあります。
しかしその反面予算がない、建物面積は小さくして下さいって・・・・困ったものです。
見られたモデルハウスの事で頭の中がいっぱいのようです。
ローコストでも広く使える工夫や提案をさせて頂きますが、固定観念だけは持たないようにしてほしいものです。
住宅展示場のモデルハウスを見に行かれるよりも、小規模な実際にお家を建てられた方の住宅を見る方が役立ちます。
新庄一級綜合建築設計には住宅メーカーのように莫大な経費をかけた豪華なモデルハウスはありません。
実際にお家を建てて頂いたお客様のご厚意で見学のご了解を得ているお家を見て頂いております。
お客様の中には建築される予定地が決まっていない段階でいくらでできますかって聞かれる方もあります。
住宅会社によっては規格のプランでこのタイプだと基本本体価格が○○○万円ですって話を進める場合があります。
お客様はそれで住めるようになるって思われますが、最終の見積もりはもすごく高くなる場合がほとんどです。
建築される敷地はそれぞれ違います。
敷地周囲にコンクリートの擁壁を作り、宅地造成工事が必要な場合もあります。
水道や下水の引き込み、雨水の排水、浄化槽の設置、地盤補強工事が必要な場合もあります。
既存の建物の解体費用がかかる場合もあります。
法律により敷地の半分までしか建てられない場合や、建物の高さ制限があったりします。
いろんな敷地条件によって住めるように工事する為の費用がそれぞれ違ってきますしプランも大きく変わってきます。
私はプランや見積もりは建築される敷地を見せて頂いてからでないとできません。
相当大きな敷地ならどんなプランでも可能でしょうが・・・
見積もりもたとえば、外部の給排水工事の見積もりをする為には敷地に建物の配置を決めて、排水管が何メートル必要か、水道配管の長さがこれだけ必要といった数量を出して工事費が出ます。
それをせずに外部給排水工事一式いくらって書いて見積書を提出してくる建築会社もありますが、どんぶり勘定で損しないように高い見積もりを出してきます。
建物の本体価格として安い金額でお客様を引き付けて、それ以外に必要な工事部分に上乗せしているようです。
時々お客様が他社の広告チラシの価格と私の見積もりを比べて高いですね、って言われる方もありますが価格にどこまでの工事を含んでいるかを調べておられません。
内容からすると私の見積もりの方がはるかに安いのに・・・・困ったものです。
やっぱり大手は知名度では信用がありますが、小さな設計事務所は信用できないでしょうか?
でもごく一部の方は大手住宅メーカーを断わってでも私に大切な家づくりを任せて頂いています。
お家を建てるときにどこに頼もうかって考えられると思います。
テレビで知ってる大手だから安心? モデルハウスや広告チラシでよく見るから大丈夫そう等と思われるかもしれません。
大手や中小の建築会社がすべて安心ではありません、
特に設計から施工まで同じ会社がしている場合、設計が別でも元請けとなる会社が依頼している場合工事が適切におこなわれているか住まわれる方の立場で検査されません。
住宅瑕疵保険制度や建築基準法の検査は2回程の検査で細かく工事中の検査は行われていません。
工事中設計図面通りに行われているか、現場を建築主の立場で工事監理する人って必要です。
建築会社が設計も施工もする場合、手間がかからないように工事しようとします。
仮に工事中の写真の提出が必要であっても、写真は一部分であって、すべての部分が適切に行われていないかもしれません。
私はある工事業者は写真の提出がなければ、基礎の鉄筋の本数を減らそうとしている事を第三者から聞きました。
怖いですね。
工事が適切に行われているか、あなたに変わってチェックする人が必ず必要です。
設計者と施工者は別々に依頼されなければ適切な工事監理が出来ません。
設計も施工も同じ会社に頼まれる場合でも、建築士に工事が適切に行われているかあなたに変わってチェックしてもらえるように依頼されると安心です。
大切なお家づくりは住宅性能評価員・住宅瑕疵保険検査員・一級建築士の 新庄一級綜合建築設計に設計監理を依頼されると工事が
適切に行われているかチェックしてもらえ安心です。
安心の家づくりは兵庫の建築家・設計事務所 新庄一級綜合建築設計にご相談下さい。
設計事務所に頼むと設計費用が余分にかかるから、かえって高くなるって建築会社から聞いたんですけど、ってお客様が言われた事があります。
建築会社さんの見積りには、設計費用という項目はありません。 むしろ、設計、見積り無料って言っています。
しかし私が建築会社に実際勤めていた時の事ですが、設計、見積り無料でお客様を引き付けておいて、実際には他の工事費に相当の手間、利益を上乗せして見積りしていました。
建築会社に勤めていたころ、色々な業者さんに支払いしても、最低2割は会社に残るように見積書を作成しろって社長に、言われてました。
そうしないと、おまえらの給料は出ないからな! って社長からの指示でした。
会社によっては、3.5割くらい利益を上乗せしているようです。
広告宣伝費や営業社員の給料、設計、見積り費用、事務員の給料、その他諸々の経費などが見積り書に書かれてなくても、上乗せされているのです。
設計事務所が設計図面を作っていれば、建築会社はその手間がはぶけます。
又、何社かで競争見積すれば、当然その手間を省いて、建築会社は競争原理により、安い価格で見積もりしてきます。
それにお客様側に立つ、設計事務所に工事中の監理も頼んだ方が、手抜き工事も防げますし、設計図面通り工事されているか、チェックしてもらえます。
建築会社が十分な図面も書かず、見積り書も坪いくら、とか一式いくらって所もありますが、それでは工事内容もはっきりわからないし追加や変更も元となる
図面や内訳書がないので、追加する時は高く、必要ない物を省いた時の減額は安く、なりかねません。
設計と工事監理に携わる期間は短くても、8ヶ月から10ヶ月くらいかかります。
設計監理費用を支払っても、その労力やメリットからすると安いと思います。
安心・安全の家創りは設計者と工事施工者は別々にする事を公的機関も指導しています。
これから土地を購入して新築計画をされる方からご相談を頂きました。
お客様が不動産業者から入手された資料を見せて頂きましたが駅前で便利のよい場所でした。
ただ都市計画が商業地域で防火地域になっていました。 防火地域内では耐火建築物としなければなりません。
耐火建築物とは鉄筋コンクリート造等の建物を言います。
鉄骨造でも可能ですが、柱や壁・床・屋根を耐火構造にしなければならず構造上の制約を受ける事になり、建築費用も割高になります。
都市計画のない地域もありますが、都市計画には大きくわけて、市街化区域と市街化調整区域があります。
市街化区域には用途地域があり、住居系・商業系・工業系があります。
住居系の中にさらに7つの用途地域があり、その一つに第1種低層住居専用地域がありますが、この地域は低層住宅のための良好な住居の環境を保護するための地域です。
ややこしい話ですみません。
もう少しわかりやすく言うと2階建ての住宅なら最適の地域で、すぐ隣に高層ビルが建つことがなく、日影になる心配もない地域です。
都市計画は用途地域を定める事でその用途に応じた建物の環境が保たれるものです
2階建住宅の為の土地なら都市計画が定められた地域なら、第1種低層住居か第2種低層住居地域がお勧めです。
土地探しの際の参考にされて下さいね。
今回は外構工事について触れてみます。
建物と一緒に外構工事の設計もする場合がありますが、たいていのお家は建築工事費だけで予算ぎりぎりの場合が多いです。
建物と敷地の安全性を確保する為のコンクリート擁壁などは最初に工事する必要がありますが、門や塀、庭園、は建物が完成した後からでもかまいません。
プロの造園業者に頼むと、けっこう工事費もかかります。
外構はDIYで休日にゆっくり仕上げられたらいかがでしょう?
アプローチのレンガ敷き、バーべキューガーデン、庭の芝張り、ウッドデッキなどホームセンターで素材はいろいろそろっています。
外構はラフな仕上がりでも気にならないし、味わいもあります。
又敷地周囲の塀はブロックではなく、板塀や生け垣ならDIYで可能です。
家族で楽しみながら作ればローコストでしかも休日の楽しみにもなりますね。
建築業者に相談すると、商売ですから外構工事の見積もりや工事もさせて下さいって言いますが、私の場合、本格的な設計を除いて無料でアドバイスさせて頂きます。
設計図の作成段階で変更は付き物ですね。 要望の多い方ほど変更も多いです。
ご要望をよくお聞きしてお客様の希望されるお家になるようにしなければと一生懸命書き直すのですが、二三日で又同じ部分が変更になったりします。
それで又変更設計をするわけですが、又同じ部分が変更に・・・・
1回目の変更はいいんですが、2回目、3回目となると、気力が無くなってしまいますね。
お客様が何を望んでおられるのかが分からなくなってしまいます。
設計は紙面だけの物ですが、私の場合図面の作成枚数も数十枚になります。
ちよっとした変更でも書き直す枚数が多くなります。
変更が多いと、設計図の完成も遅れますね。
平面計画の時に十分検討されて、その後は設計者にまかせる気持ちがローコストで良い家につながります。
私が携わる建物はすべて自分の家と思って設計しています。
私の家族に誇れない家は建てたくありません。
もちろんお客様には設計図面が出来上がったときに、一通り図面を見て頂きながら説明させて頂き納得して頂いてから工事着手となります。
設計図が完成すると、役所に建築確認申請などを申請しますが、その後変更があると計画変更確認申請の提出が必要になります。
役所に手数料の支払いも必要です。
工事施工者は設計図にもとづいて、材料や設備機器の発注をします。
キッチンやお風呂等発注を受けて工場で生産されます。
発注後に変更を希望されても、間に合わない事がありますから、2重に費用が必要になる場合があります。
建築工事が始まり現場でまだ施工されていないから変更できると思っておられるお客様もありますが、工事施工者は材料を仕入れています。
平面計画を十分検討された後は設計者を信頼してまかせて、変更の無いようにすると、設計や工事もスムーズに進み、結果、建築コストもローコストになりますよ。
今回は建築材料の規格寸法について触れてみます。
よく使われるものに構造用合板・石膏ボードがありますが、工場で生産されるものには規格寸法があります。
91センチ巾になっています。100センチのもあります。
長さは182センチ・242センチ・272センチ等いまでも建築は尺長さが基準になっています。
ローコストになる建物の設計は使用する材料の安い物を探す事ではありません。
規格の材料を切り捨てる事なく使い切る事で材料費をローコストで済むように考えるのが大切です。
内装には石膏ボード下地にビニールクロス仕上げが多いですが、柱芯の間隔を91センチで縦横とも設計すると石膏ボードを切り捨てたり追加で張ったりせずに済みます。
室内の天井高さも242センチに設計すると、石膏ボードの8尺タイプの長さ1枚で済みます。
大工さんも1枚の物を張る方が手間がかかりません。
外壁下地に構造用合板を張る場合も91センチのモジュールで設計された家は切り捨てる部分がなくコストダウンになります。
構造用合板の耐力壁は土台から2階床梁までの高さ及び2階床から桁までの高さを9尺または10尺など合板の規格の長さにする事もロスのない建材利用ができます。
床もそうです。
フローリングや下地に張る構造用合板も91センチモジュールの建物ならきちんと収まります。
よくあるのが間取りを考えるときに、家具の寸法に合わせたり、
もう少しだけ部屋を広くしたいから60センチや35センチ等の寸法、110センチなどの寸法をお客様が言われる事があります。
しかしそのような寸法の間取りや家は規格の建材1枚を切り捨てる部分が多くなったり1枚では足らないので2枚必要になったりしてコストアップになります。
三角形やひし形、R形状ならもっとコストアップとなりますね。
家具はいずれ買い替えられるかもしれません、少しだけ大きくしたりするのなら91センチ大きくするのとあまり変わらなくなってしまいます。
大は小を兼ねる事ができます。
あまり細かな寸法を考えずに91センチモジュールかメータモジュールでプランするとローコストになりますよ。
お家のプラン創りの参考にされて下さい。
お家の中で一番広い部屋がLDKですね。
予算がないからコンパクトにローコストにして下さいってご要望があるのですが、 反面 LDKは対面キッチンでカウンターも付けて、ダイニングテーブルも置いて、ソファーも置いて、4.5帖くらいの和室も続けて欲しいってご要望をよくお聞きします。
それぞれのスペースを確保すると相当広い床面積がLDKだけで必要になります。
その余分にキッチンの収納と別に食品庫や家事室も必要ですって・・・・
本当に予算がないのだろうか?
ローコストで建物総額を抑えるには床面積もコンパクトにする必要があります。
LDKのカウンター・ダイニングテーブル・ソファー・和室これらを兼用して使う考えを持って頂けるならずいぶんコンパクトになります。
ダイニングテーブル・ソファーとテーブル 和室は家具調堀コタツひとつあれば済みます。
堀コタツ形式だと椅子に座るように足が楽で、冬は頭寒足熱で足元が暖かいと部屋中暖房する必要もなく過ごせ暖房費もローコストです。
夏は布団を取れば洋風のテーブルとなります。
食事にも使えるし、家族の団欒にも使えます。
いっぱい家具を買われて部屋は狭く、ダイニングテーブルの上には調味料やポットが置きっぱなし、ソファーテーブルの上には新聞や雑誌が置きっぱなし、
って事になりかねません。
奥様の後片付けも掃除も大変ですね。
小さな家だけど、広く使う。
それは設計者の提案でもありますが、住み手の家族の使い方や意識も必要です。
キッチン、ダイニング、ソファー、和室と広くなればなるほど家族が一緒に居る場所もバラバラになってしまいます。
子供は和室でテレビゲーム、ご主人はソファーでテレビ、奥様はダイニングテーブルで新聞・・・・
夢だった対面キッチンのカウンターはいつの間にか物置用の棚代わりになってたりします。
兼用できる物は兼用する、小さな家でも広く使う生活スタイル 家具をいっぱい置かず工夫をすればずいぶんローストとなりますよ。
お家創りの参考にされて下さいね。
今回は和室についてです。
田舎の大きなお家では和室の続き間がよくあります。
8帖の和室と6帖の和室その間には彫刻ランマが入ってたりします。
和室の続き間の南側には広縁が長く設けられて、床の間には書院その横に仏間があります。
木材はすべて天然木で節のない物、とこ柱は銘木ですね。
壁は左官仕上げ、天井は杉板。
どれも価格アップになる要因です。
日当たりも一番いい贅沢な部屋ですが、実際には普段全く使われない和室となっています。
和室も一部屋あるといいのですが、こんな本格的な和室はコストアップになってしまいます。
ローコストでできる和室を考えましょう。
壁や天井はビニールクロスにするとローコストで済みます。
左官仕上げの壁はビニールクロスに比べて4倍くらい高くなります。
ビニールクロスの種類は豊富で左官仕上げ風の物もあります。
又リビングの一角に設ける和室なら洋室と同じような色柄を使った方が違和感がなく部屋も広く感じます。
床の間の壁等は大胆な色をポイントにもってくるとモダンな和室になります。
本格和室にはサッシ部分に内障子を付けますが、ローコストでモダンな和室ならプリーツスクリーンや木製のブラインド等がお勧めです。
又リビングのフローリングの間に畳を敷きこむだけで和風の雰囲気を楽しむ事ができます。
ローコストでモダンな和室は仕上げ材料を白木や銘木にこだわらず
和室全体の壁の配色を一部変えて見たり、ちよっとおしゃれなブラインドやカーテン等を使うといい雰囲気が出ますよ!
和室が一部屋欲しいって方は参考にされて下さい。
太陽光のパネルは南向きで20度から30度の角度がもっとも効率がよく、南向きを100%としたとき東・西向きは80%となり、北向きだと50%以下となります。
同じ新築住宅の設計をするなら南向きで20度から30度の切り妻型や片流れの屋根に設計しておくと将来太陽光パネルを設置する場合にも発電効率がよくなります。
寄棟の屋根よりも片流れの屋根の方がパネルがたくさん設置できます。
又パネルの重量も考慮して、瓦屋根よりも金属板など軽い屋根にしておくと地震にも有利で建物の荷重負担も少なくなります。
デザインにこだわりすぎて、陸屋根にしたり、R形状の屋根にするとパネルの設置が容易でなくなります。
ローコスト住宅でお勧めな屋根形状に切り妻や片流れを以前にもお話しましたが、小屋裏やロフトが計画できるだけでなく、太陽光パネルの設置も容易なのです。
又勾配のある切り妻の屋根は最も雨漏りのしにくい形状でもあります。
これから新築計画をされる方には建築されるお家の敷地、周囲の状況にもよりますが、南面に傾斜ができる屋根のお家をお勧めしています。
夢のマイホームをいよいよ建てるときには内装にもあれもこれもと考えてしまいます。
たとえば壁材
部屋ごとに壁材を変えて見たくなったり、一部屋の中でも壁仕上げを変えられる方もあります。
左官仕上げの壁、ビニールクロスの壁、板貼りの壁、タイルなどバラバラでたくさんの種類を使うのはコストアップとなります。
内装は統一してシンプルにするのがローコストでセンスアップにつながります。
インテリアは内装建材で作るのではなく、カーテンや家具や雑貨観葉植物、絵画などポイントととしてコーディネートするほうがおしゃれで素敵な部屋になります。
派手な柄物のクロスも最初はいいですが、すぐ飽きてしまったり好みも将来変わってきます。
シンプルな同じ色柄のクロスを使えば材料のロスも少なくて済み、来客者にも受け入れやすい素敵な内装となります。
内装に使用する素材もたくさんの種類を使わない方が材料費もローコストになる他、職人さんの手間数も少なくて済みます。
将来のメンテナンスもシンプルな内装はローコストで済みますね。
どうしても内装にメリハリをつけたいって方は壁は白を基調にした仕上げで室内建具を濃い色の物にしたり、梁を黒っぽく塗装してポイント的に見せるなどの方法もあります。
新庄一級綜合建築設計では内装材選びもお客様と一緒に見本品を見ながらアドバイスさせて頂いています。
先日市街化調整区域内で建築確認申請を提出しました。
今までにたくさんの市街化調整区域での建築確認申請を申請していますが、お客様の中にはすでに不動産会社から土地を買ってしまった方や
現在居住している隣の土地を買ってしまわれている方もあります。
自分が住んでいるところが市街化調整区域って事も知らないお客様や市街化調整区域の意味すら知らないって方もあります。
市街化調整区域はその名称通り、市街化を抑制する地域で主に農業や林業、漁業に従事する方の為に良好な環境を維持する為の地域で、
市街化調整区域内ではだれでも自由に建てられません。
農業等を営まれていない方は土地を購入されてもそこでお家を建てられない事になりますから、
土地の購入や建築計画の際は市街化調整区域での建築許可の実績のある築士に相談される事が一番です。
同じ市街化調整区域内でも建築場所によって都市計画で定める地域区分など様々です。
市街化調整区域なんですけど、建築できますか?
ってメールで相談がありますが、現在の住所、建築される場所、の他なぜそこで建築しようとするのか具体的な理由、をお聞きして
関係機関で調査する他、建築場所の登記簿謄本、地籍図、戸籍謄本、家族全員の住民票の他いろんな証明書をそろえて、役所で協議する必要があります。
市街化調整区域内での建築許可条件にも色々ありますが、どれかに該当するものがあるかどうか検討しなければなりません。
ですから市街化調整区域で建築できますかの問いに即答できるものではありません。
土地購入や建築計画をする前に、都市計画の調査が必ず必要です。
近隣にお住まいの方は新庄一級綜合建築設計にご相談下さい。
四角い箱型の総2階のお家はローコストになります。
住宅メーカーもコストがかからないように規格の四角い平面プランが多いです。
でも狭小敷地や変形している敷地もたくさんあります。
四角い平面計画のプランでは敷地に入りきらないし、敷地の形状を有効に使えない場合があります。
ハウスメーカでは出隅入隅が何か所までと決めていたり、使用材料、仕様が決められていて対応できない場合があります。
てっとり早く家を完成させたい方、大手の名前で安心感を求める方には不向きです。
自由設計とうたっていてもすべて自由になるわけではなく 基本本体価格を見て安く家ができると思っていたらオプションや別途工事で結局高くつきます。
狭小敷地や変形敷地の場合、設計事務所に依頼するのが一番です。
設計事務所に依頼されると敷地にあったプランを創ってもらえます。
ただ変形敷地等の場合細かく要望を出さずに必要な部屋数、予算程度の要望にされ、建築士に任せて頂く方が良い住宅となります。
要望が多すぎると、敷地に合わせた発想やプランニングができなくなります。
雑誌に載っている事例やモデルハウスの間取り、友達の家がこうだからって要望されても、それぞれ敷地の広さや形状が違うはずです。
変形地や狭小敷地に限らず、広い敷地なのに、他の事例をもとに計画されても良いお家はできません。
こんな家が欲しいと家創りの夢は誰にもありますが、イメージを固めてしまう前に設計事務所に相談されて、建築士に任せて見る事が
良い家創りのポイントになります。
私は採光や通風の事を考えたり、余った敷地でウッドデッキやバーベキューコーナー、季節の移り変わりを感じられる庭を予算がなくても将来計画できるプランを考えています。
私は変形敷地のデメリットを生かす発想の転換やその土地に最良の事を考えていますから、まず信頼して任せられる姿勢が必要ですね。
新庄一級綜合建築設計は敷地形状だけでなく、周囲の環境、気候、等も考したうえでお客様の要望に合うプランを創っています。
ただ要望をお聞きするだけでなく、技術者としてより良い提案をしなければいけないと思っています。
2階にベランダがあると、布団や洗濯物を干したりと便利に使えますね。
物を干すた゜けじゃなく、もう一つのリビングとしてベランダでバーベキューしたりお茶を飲んだり日光浴を楽しんだりといろいろ楽しみが増えます。
今もっともよく見かけるのが、1階の天井上部分にベランダがある物で、外壁材と同じ仕上げの手すり壁が設けられ、床は塗膜防水仕上げです。
木工事として大工さんが木材で下地を作ってベランダを作っています。
中には木の板をそのまま使った手すり壁のベランダもあります。
ベランダ上には屋根がない物も多いです。
ベランダの防水は永久的なものではありません。 又木材をそのまま使った手すり壁はいずれ腐ります。
木材は直接雨がかからないように施工すれば長く使えますが、雨ざらしの場合毎年メンテナンスが必要になります。
10年間は雨漏りしなくても、いずれベランダの防水をやりかえないと、1階の天井に雨漏りがします。
メンテナンスコストがかかります。大工さんの手間賃や材料費もかかります。
メンテナンスコストがかからず雨漏りの心配もなく、ローコストでできるのがアルミのベランダです。
プランは総2階として既製品のアルミベランダを外につける事で1階に雨漏りの心配もありません。
防水のやりかえも必要ありませんし、木材の腐食の心配もありません。
壁付型と柱建て型があり、出幅、長さも広い物があります。
総2階のプランの外壁面に既製品のアルミベランダを付ける事で、ベランダの床が1階の屋外の屋根替わりとなり、自転車置き場や1階のテラスの屋根替わりにもなります。
一石二鳥ですね。
総2階のプランに取り付けるベランダのメリットはそれだけではありません。
将来増築の場合も簡単に取り外したり、別の位置に再取付も可能です。
大工さんが作った1階の天井上にあるベランダの場合そうはいきませんね。
これから土地を購入してお家を建てられるお客様からご相談がありました。
検討しておられるのは、敷地が道路よりも3mくらい高くなっている状況で鉄筋コンクリートの掘り込み車庫や階段を必要とする敷地のようです。
又、別のお客様は土地価格の安い物を探しておられますが、こちらは道路から敷地が急斜面で低くなっている状況のものがありました。
土地の価格は道路との高低差がない平地の物より、道路より高くなっているものや逆に急斜面で低くなっている物が、価格では安いです。
でも、土地価格が安くても建築費用は高くついてしまいます。
掘り込み車庫を必要とする場合既存の擁壁や土の撤去費用、鉄筋コンクリートの車庫の建築費用などがかかります。
又階段を上がって玄関にたどる形の場合、若くて元気なうちは苦にならなくても、将来高齢になったとき毎日重い荷物を持って階段を上がり降りするのが、
苦痛になるかもしれません。
急斜面で土地が低くなっている場合は基礎工事に費用がかかったり鉄骨でまず1階の床面を造ったりする必要があったりしてこちらも建築費用は高くなります。
道路と敷地が接する部分には高低差がなくても急斜面で敷地が高くなっている場合もありますね。
土地が安いからといって購入されると、建築費用が高くつく場合がありますから注意して下さい。
これから土地を購入しようと検討されていて道路と敷地に高低差があるとか斜面になっている等ご心配の方は購入前にご相談下さい。
お近くの方でしたら、現地を確認の上アドバイスさせて頂きます。
お知り合いに工務店のある方もご検討下さい
ご近所やお知り合いに工務店さんのある方で、見積りをそこでしてもらおうかと考えておられる方もぜひ一度ご相談ください。
新庄設計は信頼のおける業者さん数社で競争見積りをおこなっています。
お客様の知り合いの工務店さんを含めて数社で見積もりしてもらうことで、その競争原理によりさらに工事費が安くなります。
過去の例では高いところと安いところの差は工事費の3割以上の差が出ております。
一番高いところでも見積り前に競争見積であることを伝えていますから一社で見積もりするよりも安く見積もりして頂いているのですから、
その差はかなり大きくなります。
競争見積する上で大事なことは詳細な図面や使用する材料を明記したものを作成する事です。
建築の材料にはものすごく多くの種類があり価格もまちまちですのでそれを細かく指定しないと見積もり価格に差がでてきます。
個人の方が簡単な平面図だけで数社見積もりを取られたとしてもその内容はまったく違ってきますから安いところの見積もりを見てそこで決められると、
内容からすると高い見積りの所の方が割安にしてくれていたという事もあります。
私はお客様のご要望をお聞きして耐久性はもちろん、通風、採光、デザイン、使い勝手、健康に配慮した建物をローコストで実現できるよう
考えるのが仕事だと考えます。
建物を軽量化するとローコストになります。
地震力や風圧力を設計時に計算して、軸組みの計算をしますが屋根が瓦の場合の地震力に対する検討は2階建ての2階部分の計算の場合床面積に21を掛け算した数値以上に必要になるのに対して、 金属板・スレート等の軽い屋根の場合は床面積に15を掛け算した数値となります。
ちよっと、ややこしいお話をしましたが軽い建物程、地震力に対して有利で、構造上もローコストになります。
梁の大きさ、耐力壁の仕様、も軽減できるだけでなく、基礎の鉄筋の配置も軽減できます。
住宅瑕疵保険の設計施工基準のベタ基礎の配筋表にも明示されていますが、瓦屋根場合重い住宅、金属板等の場合軽い住宅として、鉄筋の太さ間隔が示されています。 軽い屋根の場合は重い屋根に比べて基礎の鉄筋量も少なくなっています。
材料費以外に運搬費や職人さんの手間も軽い材料の方がコストダウンとなりますね!
建物の軽量化は法律でも地震力に対して有利である事を明示されていますから、屋根や壁等、外部の仕上を検討される時に考慮されると、ローコストで安全、安心のお家ができますよ!